
神戸市と関西エアポートは、2025年3月の神戸空港の利用実績を公表した。公表データによると、同月の旅客数は約31万5千人と前年同月比で5%増加したことが分かった。
また、2024年4月~2025年3月の2024年度の旅客数も確定し、同年度の旅客数は過去最多の355万人(神戸市集計値。乳幼児を集計値に加えている関西エアポート集計値は約361万人。)となったことも分かった。神戸空港では、4月18日より国際線の運航も始まっており、2025年度の旅客数は国際線を合わせて400万人の大台も視野に入ったと言えるだろう。(これまでの利用実績はコチラ)
全路線の平均搭乗率は約83%、路線別で搭乗率が最も高かったのは花巻線で約86%に達した。搭乗率は大半の路線で8割を超えており、春休みシーズンによる需要の伸びが顕著となった。また、3月30日から神戸空港に就航したトキエアの新潟線の搭乗率は57%に留まっており、不安な出だしとなっている。一方、FDAが運航する地方路線(青森・花巻・松本線)は全路線で8割を超えており、今後更なる利用拡大に向けた増便が期待される。
航空会社別搭乗率は、スカイマーク・エアドゥ・ソラシドエア・フジドリームエアラインズが約83%で並んでおり、全日空(約76%)・トキエア(57%)と続いた。
搭乗者数 | 315,027人 |
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前年同月比 | 105% |
提供座席数 | 381,886席 |
平均搭乗率 | 83% |
発着回数 | 2,800回 (前年比-5%) |
航空会社別搭乗率 | |
ANA | 76% |
SKY | 83% |
SNJ | 83% |
ADO | 83% |
FDA | 83% |
TOK | 57% |
路線別搭乗率 | |
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新千歳 | 83% |
青森 | 81% |
花巻 | 86% |
仙台 | 82% |
新潟 | 57% |
茨城 | 75% |
羽田 | 85% |
松本 | 82% |
長崎 | 85% |
鹿児島 | 80% |
那覇 | 83% |
下地島 | 82% |
※搭乗率・前年同月比は小数点以下四捨五入
※SNJ・ADOの搭乗率実績はANAによるコードシェア分、FDAの搭乗率実績はJALによるコードシェア分を含む
※発着回数は関西エアポート発表資料、それ以外のデータは神戸市港湾局空港調整課発表資料より