神戸空港の気象・運航情報
【運航予測】A:ほぼ影響なし B:やや影響あり C:影響あり
運航予測 | 離陸滑走路 | 着陸滑走路 | 天気 | 風向/風速 | |
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26日05時20分 現在 | - | - | - | - | - |
26日09時 | A | 27 | 09 | 晴れ | 東 4kt |
26日12時 | A | 27 | 09 | 曇り | 南 4kt |
26日15時 | A | 27 | 09 | 曇り | 南西 8kt |
26日18時 | A | 27 | 09 | 曇り | 西 6kt |
26日21時 | A | 27 | 09 | 曇り | 西 4kt |
26日23時 | A | 27 | 09 | 曇り | 西 4kt |
27日07時 | A | 27 | 09 | 曇り | 東 8kt |
27日09時 | A | 27 | 09 | 曇り | 東 6kt |
27日12時 | A | 27 | 09 | 曇り | 南東 8kt |
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飛行場気象予報
神戸空港で着陸が難しい気象条件とは?
神戸空港は出発・到着経路が西側に限られているため、特有の条件が重なると着陸が困難となります。以下、神戸空港で着陸が厳しくなる主な気象条件を3つご紹介します。
雲高(鉛直視程)が極めて低い・視程が極めて悪い時
雲高(鉛直視程)が極めて低い場合(200ft未満)は、CATⅠ ILS進入の決心高(パイロットが着陸の可否を判断する対地高度)で進入灯や滑走路が見えず、着陸が出来ない可能性が高まります。また、視程が極めて悪く、最低気象条件のRVR※550mを切るような場合には、空港に進入する事自体が不可能となります。
ただ、神戸空港においては、雲高(鉛直視程)や視程が極度に悪化する事は珍しく、これらのケースで飛行機が欠航になる・着陸できなくなることは極めて稀です。
※RVR(滑走路視距離)…滑走路上でパイロットが滑走路灯などを視認できる距離
強い北風・南風が吹いている時
神戸空港は東西に滑走路が伸びている為、六甲山からの風の吹きおろし(通称、六甲おろし)が強い横風となって、離着陸の支障となる可能性が開港前から指摘されてきました。幸い、六甲おろしによって離着陸が全面的にストップした事例は報告されていませんが、強い北風・南風は神戸空港において強い横風となるため、離着陸に支障が出ることがあります。
また、RVRが極度に悪化している低視程状態(非常に強い雨など)で強い横風が吹いている場合も、各航空会社の規定で着陸が制限されることがあります。
強い西風で雲高が低い・視程が悪い時
神戸空港において着陸に支障が出る気象条件のうち、最も出現度が高いのが「強い西風で雲高が低い・視程が悪い」ケースです。
ある程度の低視程(RVR550m以上)・低雲高(200ft以上)であれば、ILSによる直線進入で飛行機は着陸が可能です。しかし、飛行機の進入方向に対して強い背風(飛行機の後ろから吹いている風。神戸空港においては西風。)が吹いている場合は事情が異なります。
基本的に飛行機は正対風(飛行機の前から吹いている風)を受けながら離着陸することを前提に設計されているため、離着陸時に許容される背風の風速値には機種毎に一定の制限があります。そのため、神戸空港においては、強い西風が吹いていると滑走路の東側からの着陸、すなわち周回進入が必須となるのです。
しかし、周回進入では600ft以上の雲高、2,400m以上の卓越視程※(航空機カテゴリーがCの場合)が求められることから、雲が低く垂れこめているような場合や強い雨で視程が悪化しているような場合には周回進入を実施できません。そのため、「強い西風」と「低視程・低雲高」が同時に重なった場合には、神戸空港への着陸は極めて困難となるのです。
※VIS(卓越視程)…地平円の全方位の視程を観測し算出した水平視程