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2022年3月 神戸空港利用実績
神戸市と関西エアポートは、2022年3月の神戸空港利用実績を公表した。
3月は春休みの繁忙期シーズンにあたるものの平均搭乗率は約5割と低迷。搭乗者数もコロナ禍以前の水準には遠い状況が続いている。
路線別搭乗率を見ると、最も高くなったのは羽田線で約64%、逆に最も低くなったのは下地島線で約33%であった。航空会社別の搭乗率では、ADOが最も低く約4割となった。
搭乗者数 | 170,050人 |
前年同月比 | 99% |
提供座席数 | 336,856席 |
平均搭乗率 | 51% |
航空会社別搭乗率 | |
ANA | 60% |
SKY | 49% |
SNJ | 59% |
ADO | 40% |
FDA | 48% |
発着回数 | 2,663回 (前年比+7%,2019年比+7%) |
路線別搭乗率 | |
新千歳 | 44% |
青森 | 43% |
花巻 | 56% |
仙台 | 45% |
新潟 | 52% |
茨城 | 47% |
羽田 | 64% |
松本 | 50% |
高知 | 39% |
長崎 | 50% |
鹿児島 | 38% |
那覇 | 49% |
下地島 | 33% |
※運休は – で表記
※搭乗率・前年同月比は小数点以下四捨五入
※SNA・ADOの搭乗率実績はANAによるコードシェア分、FDAの搭乗率実績はJALによるコードシェア分を含む
※発着回数は関西エアポート発表資料、それ以外のデータは神戸市港湾局空港調整課発表資料より
2021年度の旅客数も確定
2022年3月の旅客数が発表されたことで、2021年度の旅客数も確定。神戸空港の2021年度旅客数は約172万人となった。
前年度実績(約119万人)と比較すると、約45%増となったものの、コロナ禍前の実績(2019年度実績 約323万人)からは約半減という厳しい状況が続いている。
神戸空港では、コロナ禍においてもFDAやSKYが新規路線を就航させ、西日本有数の就航路線を有する空港へと成長した。2022年度以降は、コロナ禍で開設された新規路線を中心に需要喚起・路線定着を図る取り組みが求められている。