神戸市と関西エアポートは、2022年11月の神戸空港利用実績を公表した。
旅客数は前年同月比約29%増の約28万1千人、搭乗率は約77%を記録し、コロナ禍前の実績近くまで回復している(2019年11月 旅客数 約29万4千人・搭乗率 約81%)。先月に引き続き、全国旅行支援をはじめとした旅行需要喚起策が航空需要の回復に寄与したものと考えられる。
また、路線別搭乗率も幹線を中心にコロナ禍前の水準にほぼ回復。FDAが運航する地方路線を除き、殆どの路線で7割台~8割台となっている。航空会社別搭乗率では、スカイマークとソラシドエアが約8割に達した。
幹線の航空需要はほぼコロナ禍前の状況に回復していると考えられるが、FDAの運航する地方路線は依然低調である。路線の定着に向けて、路線の認知度向上に向けたPRが引き続き求められている。
搭乗者数 | 281,265人 |
前年同月比 | 129% |
提供座席数 | 366,229席 |
平均搭乗率 | 77% |
航空会社別搭乗率 | |
ANA | 67% |
SKY | 81% |
SNJ | 79% |
ADO | 61% |
FDA | 57% |
発着回数 | 2,858 回(前年比 -3%) |
路線別搭乗率 | |
新千歳 | 67% |
青森 | 55% |
花巻 | 57% |
仙台 | 82% |
新潟 | 36% |
茨城 | 78% |
羽田 | 89% |
松本 | 74% |
高知 | 50% |
長崎 | 70% |
鹿児島 | 80% |
那覇 | 78% |
下地島 | 83% |
※搭乗率・前年同月比は小数点以下四捨五入
※SNA・ADOの搭乗率実績はANAによるコードシェア分、FDAの搭乗率実績はJALによるコードシェア分を含む
※発着回数は関西エアポート発表資料、それ以外のデータは神戸市港湾局空港調整課発表資料より