神戸市と関西エアポートは、2023年2月の神戸空港利用実績を公表した。
これによると、旅客数は前年同月比199%増の約25万9千人、平均搭乗率は約77%を記録。2020年2月の旅客数は約26万2千人、搭乗率は約73%であったことから、旅客需要はコロナ禍前の水準にほぼ回復している。
路線別搭乗率では、羽田線で8割台後半、新千歳線で8割台前半、下地島線で約8割と非常に高い搭乗率を記録した。また、その他の路線でも多くの路線で7割前後の搭乗率となっている。FDAが運航する地方路線は依然として苦戦が続いているが、搭乗率は上昇傾向にあり、新潟線を除いて5~6割台を記録した。
航空会社別搭乗率では、ADOが87%と最も高く、一方でFDAは51%と最も低くなった。その他の各社も8割弱の搭乗率を記録している。
搭乗者数 | 259,081人 |
前年同月比 | 299% |
提供座席数 | 338,596席 |
平均搭乗率 | 77% |
航空会社別搭乗率 | |
ANA | 79% |
SKY | 78% |
SNJ | 78% |
ADO | 87% |
FDA | 51% |
発着回数 | 2,755回(前年比 +43%) |
路線別搭乗率 | |
新千歳 | 82% |
青森 | 50% |
花巻 | 50% |
仙台 | 74% |
新潟 | 34% |
茨城 | 69% |
羽田 | 87% |
松本 | 62% |
高知 | 54% |
長崎 | 69% |
鹿児島 | 75% |
那覇 | 77% |
下地島 | 80% |
※搭乗率・前年同月比は小数点以下四捨五入
※SNJ・ADOの搭乗率実績はANAによるコードシェア分、FDAの搭乗率実績はJALによるコードシェア分を含む
※発着回数は関西エアポート発表資料、それ以外のデータは神戸市港湾局空港調整課発表資料より