今月下旬、エアバスの大型輸送機ベルーガSTが日本に飛来する可能性があることがTwitter上で噂されている。同型機が日本で目撃されるのは極めて稀で、実際に日本に飛来すれば大きな注目を集めそうだ。
エアバスが自社の航空機部品等を輸送する目的で製造した大型輸送機(全長:56.16m、全幅:44.84m、高さ:17.25m)の愛称である。エアバスA300型機をベースに製造されており、A300-600STという型式名を有する。後継機として、エアバスA330型機をベースとしたベルーガXLが製造されている。
この情報によると、ベルーガSTは日本へ向けたヘリコプター輸送のため、12月19日にフランスを出発。ロシアに寄港した後、21日もしくは22日に日本に到着するとされている。
日本における到着地は明らかにされていないが、エアバスヘリコプターズの事業所が立地する神戸空港に飛来する可能性もある。(その後、神戸に向かうとの情報が同じアカウントからツイートされているが、正確な情報であるかは不明である。)
また、12月23日には同じく大型輸送機であるアントノフ(An-124)も神戸空港への飛来を予定していることが当サイトの調べで分かった。アントノフは23日の朝に関西空港へ寄港し、23日の午前中に神戸空港へと飛来するとみられる。
アントノフはこれまでも神戸空港へと度々飛来しており、今回もエアバスヘリコプターズ神戸事業所へのヘリコプター輸送を行うものと推測される。
※今回、ベルーガとアントノフの飛来予定日が近いことから、アントノフでの運航がベルーガでの運航に切り替えられ(もしくはその逆)、情報が錯綜している可能性もあり、実際に飛来するのは何れか1機となることも考えられる。
※運航計画は直前で変更となる可能性もあるため、当日の運航状況はflightradar24などのサイトによって確認されたい。