
神戸市と関西エアポートは、2022年10月の神戸空港利用実績を公表した。
旅客数は約28万8千人と前年同月に比べて約82%増加し、10月単月としてはコロナ禍前の実績(2019年10月旅客数 287,939人)と並んで過去最高水準となった。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたことに加え、全国旅行支援をはじめとする旅行需要喚起策が航空需要の回復に寄与したものと考えられる。
また、全路線の平均搭乗率は約76%とコロナ禍前の実績(2019年10月搭乗率 約81%)から約5ポイントほど下回っているものの、路線別搭乗率は幹線を中心にコロナ禍前の水準にほぼ回復。花巻・新潟・高知線を除き、殆どの路線で7割台~8割台となっている。
航空会社別搭乗率では、スカイマークとエア・ドゥが8割台に達している。
| 搭乗者数 | 287,674人 |
| 前年同月比 | 182% |
| 提供座席数 | 380,982席 |
| 平均搭乗率 | 76% |
| 航空会社別搭乗率 | |
| ANA | 69% |
| SKY | 80% |
| SNJ | 61% |
| ADO | 85% |
| FDA | 57% |
| 発着回数 | 3,106回(前年比+29%) |
| 路線別搭乗率 | |
| 新千歳 | 83% |
| 青森 | 70% |
| 花巻 | 49% |
| 仙台 | 80% |
| 新潟 | 46% |
| 茨城 | 71% |
| 羽田 | 83% |
| 松本 | 68% |
| 高知 | 42% |
| 長崎 | 71% |
| 鹿児島 | 74% |
| 那覇 | 72% |
| 下地島 | 79% |
※搭乗率・前年同月比は小数点以下四捨五入
※SNA・ADOの搭乗率実績はANAによるコードシェア分、FDAの搭乗率実績はJALによるコードシェア分を含む
※発着回数は関西エアポート発表資料、それ以外のデータは神戸市港湾局空港調整課発表資料より
