神戸市は3日、神戸空港ー都心ー有馬温泉等を結ぶ交通機関等で2024年春(予定)よりクレジットカードのタッチ決済が導入されると発表した。2025年には、大阪・関西万博の開催や神戸空港での国際線の受け入れが予定されており、海外からの旅行客を中心に利便性を高める狙いがある。
導入が予定されている交通機関・決済ブランドは以下の通り。
事業者名 | 導入箇所 |
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神戸新交通株式会社 | ポートアイランド線全駅 |
神戸電鉄株式会社 | 有馬線谷上駅、有馬口駅、有馬温泉駅 |
六甲山観光株式会社 | 六甲ケーブル(六甲山上駅、六甲ケーブル下駅)六甲山上バス (六甲ケーブル山上~六甲山頂・六甲ガーデンテラス) |
株式会社こうべ未来都市機構 | まやビューライン(摩耶ケーブル駅、虹の駅、星の駅) 六甲有馬ロープウェー(有馬温泉駅、六甲山頂駅) 神戸-関空ベイ・シャトル(神戸空港、関西国際空港) |
みなと観光バス株式会社 | 211・212・22系統(桜森町BC~三宮山手~モザイク前) 坂バス |
決済ブランド |
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Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(Mastercard®については、順次追加予定) |
神戸市内では、ポートループ・シティーループで既にクレジットカードのタッチ決済が導入されているほか、神戸市営地下鉄においても全駅で導入が予定(2024年春より)されている。そのため、今回発表された交通事業者を合わせると、神戸都心部ではタッチ決済可能なクレジットカード1枚でシームレスな移動・周遊が可能となる。
交通機関におけるクレジットカードのタッチ決済は、日本の交通系ICカードを持たない外国人旅行者に一定のニーズがあり、全国各地で導入が進みつつある。関西でも、関西空港への路線を有する南海電鉄が一部の駅でクレジットカードのタッチ決済を導入している。