神戸空港とモンゴル・ウランバートル間の国際チャーター便が運航されることが分かった。神戸空港発着の国際線を巡っては、大韓航空が定期チャーター便の運航を発表するなど、来春の国際化に向けて徐々に各社の運航計画が明らかとなってきている。
フンヌ・エアが名乗り
今回、神戸空港とモンゴル・ウランバートル間でチャーター便の運航を予定しているのは、モンゴルに拠点があるHUNNU AIR(フンヌ・エア)である。同社は、9月に東京で開催されたツーリズムEXPOジャパンにおいて、神戸ーモンゴル間の定期プログラムチャーター便を計画していると公表したのだ。
運航ダイヤや運航期間・便数などはまだ明らかとなっていないが、同社が拠点とするチンギスハーン国際空港と神戸空港を結ぶチャーター便を一定期間運航するものとみられる。
フンヌ・エアは2011年9月に設立されたモンゴル国ウランバートルをベースとする航空会社です
ツーリズムEXPOジャパン出展者情報(フンヌ・エア)
日本への定期便は未就航ではありますが、2024年は日本ーウランバートル間において合計30本のチャーターフライトを実施いたしました。
2025年は国際線チャーター便運航が解禁となる神戸空港からの定期プログラムチャーターの運航を計画しております。
ぜひ、2025年は当社を利用したチャーター便ツアーの企画をいただきたく、この機会に皆様にご提案できることを楽しみにしております。
フンヌ・エアはE190とATR72を数機保有する比較的小規模な航空会社で、定期航空路線としてはモンゴル国内の国内線やモンゴルと中国・カザフスタンなどを結ぶ国際線を運航。定期路線の運航規模は小さいものの、積極的に国際チャーター便を運航しており、日本との間では先日松本空港へ国際チャーター便を運航したほか、名古屋・大分・松山等へも運航実績がある。
いずれの国際チャーター便も、現地観光を組み合わせたツアー商品として販売されており、神戸発のチャーター便はモンゴル観光を目的としたツアー商品として販売されるとみられる。現在、日本とモンゴルを結ぶ定期航空路線はMIATモンゴル航空が運航する成田線のみとなっており、チャーター運航ではあるもののチンギスハーン線の運航は注目を集めそうだ。