【最新】2023年度・令和5年度 日本の空港旅客数ランキング!

航空業界に長らく影を落としてきたコロナ禍。そのコロナ禍はほぼ終結し、2023年度後半は訪日外国人客(インバウンド)が過去最高を記録する月も出てきた。これを映すように、2023年度は日本各地の空港ではコロナ禍以前の旅客数を更新する空港が出始めている。

以下、2023年度の日本全国の空港旅客数をまとめた。

目次

【国内線+国際線】旅客数ランキング

2023年度の旅客数ランキング(国内線+国際線)は以下の通りである。不動の第1位は羽田空港(約8,086万人)で、以下第2位に成田空港(約3,381万人)、第3位に関西空港(約2,580万人)、第4位に福岡空港(約2,494万人)、第5位に新千歳空港(約2,293万人)と続いた。

殆どの空港で前年度(2022年度)から実績を大きく伸ばしており、コロナ禍直前(2019年度)と比較してもほぼ同様の水準もしくはそれ以上の水準まで回復している。主要空港では、福岡空港や新千歳空港で既にコロナ禍前の実績を上回っている一方、中部空港は国際線の回復遅れを受けてコロナ禍前の7割程の実績に留まった。

また、上位10空港に焦点を当てると、昨年度第11位であった仙台空港が神戸空港を抜いて第10位に躍進。同空港では、国際線の運航便数が回復したことから、実績がほぼ国内線のみの神戸空港を引き離した。神戸空港では、2025年に国際化と国内線発着枠の拡大が予定されている。そのため、同空港が再び上位10位以内に返り咲くのは、2025年度以降になると言えるだろう。

順位
(22年度順位)
空港名旅客数22年度比19年度比
1(1)東京国際
(羽田)
80,859,391+35%-2%
2(2)成田国際33,813,616+81%-14%
3(7)関西国際25,802,058+125%-10%
4(3)福岡24,937,755+39%+8%
5(4)新千歳22,933,393+28%+1%
6(5)那覇19,485,893+20%-5%
7(6)大阪国際
(伊丹)
14,793,159+14%-6%
8(8)中部国際9,172,903+53%-27%
9(9)鹿児島5,549,841+19%-4%
10(11)仙台3,550,095+27%-5%
11(10)神戸3,443,796+11%+5%
12(12)熊本3,335,476+26%+2%
13(13)宮崎3,067,906+19%-5%
14(14)長崎2,861,852+11%-9%
15(16)松山2,831,733+27%-5%
16(17)広島2,685,855+31%-10%
17(15)石垣2,609,612+8%+1%
18(21)高松1,847,502+35%-9%
19(19)大分1,762,278+20%-4%
20(18)宮古1,755,051+15%-0%
21(20)函館1,668,031+21%-1%
22(22)高知1,609,984+23%+2%
23(23)小松1,434,708+25%-20%
24(26)岡山1,283,730+47%-14%
25(25)秋田1,208,568+26%-8%
26(28)北九州1,187,091+39%-26%
27(24)青森1,169,438+19%-2%
28(32)新潟1,056,208+30%-7%
29(30)徳島1,054,468+26%-7%
30(27)旭川1,049,553+22%-3%
31(31)出雲1,015,147+21%-0%
32(29)名古屋940,546+12%+4%
33(35)山口宇部869,944+24%-10%
34(33)奄美869,068+8%-2%
35(34)女満別768,046+5%-5%
36(37)百里748,396+25%-4%
37(36)釧路727,151+5%-12%
38(38)帯広651,197+18%-2%
39(39)美保575,173+44%-10%
40(44)佐賀532,259+54%-27%
41(42)静岡525,631+45%-30%
42(40)花巻483,044+25%-2%
43(43)岩国474,004+31%-2%
44(45)丘珠438,612+37%+64%
45(41)下地島424,286+15%+236%
46(48)鳥取375,803+32%-5%
47(50)富山370,524+47%-32%
48(47)山形365,730+23%+3%
49(49)庄内348,101+29%-19%
50(46)三沢330,278+7%+9%
51(53)松本256,740+12%+63%
52(51)対馬251,845+8%-1%
53(58)福島232,217+27%-12%
54(52)南紀白浜229,703-1%+30%
55(54)久米島220,176+8%-14%
56(55)八丈島206,080+3%-0%
57(57)徳之島204,078+10%+1%
58(56)屋久島197,804+6%+33%
59(62)中標津197,372+32%-4%
60(61)大館能代177,025+18%+15%
61(60)福江174,819+13%+6%
62(59)稚内171,241+8%-13%
63(64)石見133,564+22%-8%
64(63)能登115,121+4%-31%
65(67)与那国114,117+23%+12%
66(65)沖永良部113,187+11%-2%
67(68)種子島110,023+22%+27%
68(66)調布105,983+9%+12%
69(69)与論88,106+16%+17%
70(70)喜界83,613+14%-4%
71(71)隠岐70,580+15%+11%
72(72)紋別66,428+29%-8%
73(73)利尻54,986+16%+24%
74(74)南大東49,212+12%+1%
75(76)多良間44,485+15%-4%
76(75)天草44,437+15%+11%
77(79)但馬38,732+31%-5%
78(77)壱岐34,828+4%+4%
79(78)新島34,173+9%+8%
80(80)三宅島31,062+11%+8%
81(81)北大東27,688+10%+19%
82(83)神津島26,483+12%+21%
83(82)大島25,006+5%+4%
84(84)奥尻15,690+23%+36%
85(85)粟国1,245+18%+47%
86(87)伊江島504+1475%
87(-)波照間191
88(86)慶良間122-48%-41%
89(88)岡南19+375%+138%
90(89)大分県央2+100%

※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」
※23年度旅客数データは2024/5時点の速報値
※旅客数ゼロ・休止中の空港を除く
※年度比増減率は小数点以下四捨五入

【国内線】旅客数ランキング

2023年度の国内線に限った旅客数ランキングは以下の通りである。

ほぼ全ての空港で、前年度(2022年度)の実績を上回っており、国内線の航空需要も着実な回復傾向にある。定期便が就航する空港で前年度の実績を下回ったのは、前年度の期間増便からの反動があった南紀白浜空港のみであった。

上位10空港の顔ぶれは前年度と変わっていないが、福岡空港は前年度から順位を上げ、那覇空港を抜いて第3位にランクインした。同空港では、2025年から第2滑走路の運用を控えており、今後国内線旅客数では羽田に次ぐ国内第2位の座が射程に入ってくると言えるだろう。

順位
(22年度順位)
空港名旅客数22年度比
1(1)東京国際
(羽田)
61,759,883+17%
2(2)新千歳20,030,965+18%
3(4)福岡17,872,155+14%
4(3)那覇17,457,101+10%
5(5)大阪国際
(伊丹)
14,793,159+14%
6(6)成田国際7,811,382+12%
7(7)関西国際6,826,591+7%
8(8)中部国際5,957,303+15%
9(9)鹿児島5,474,879+17%
10(10)神戸3,443,779+11%
11(11)仙台3,176,308+14%
12(12)熊本3,102,166+18%
13(14)宮崎3,040,070+18%
14(13)長崎2,858,013+11%
15(16)松山2,695,176+21%
16(15)石垣2,609,110+8%
17(17)広島2,517,078+24%
18(18)宮古1,755,051+15%
19(19)大分1,705,134+16%
20(21)高松1,586,162+19%
21(22)高知1,578,783+21%
22(20)函館1,569,699+14%
23(23)小松1,289,624+13%
24(25)秋田1,197,360+25%
25(24)青森1,155,776+18%
26(26)岡山1,144,615+31%
27(28)北九州1,075,618+27%
28(30)徳島1,046,100+25%
29(27)旭川1,016,701+19%
30(31)出雲1,014,527+21%
31(33)新潟1,003,214+25%
32(29)名古屋940,419+12%
33(32)奄美869,068+8%
34(35)山口宇部865,501+23%
35(34)女満別768,046+5%
36(36)釧路725,975+5%
37(37)百里700,108+18%
38(38)帯広651,197+18%
39(39)美保536,152+34%
40(42)岩国474,004+31%
41(40)花巻451,799+17%
42(44)佐賀443,233+28%
43(45)丘珠438,612+37%
44(41)下地島424,286+15%
45(43)静岡418,620+16%
46(48)鳥取374,948+31%
47(47)山形352,967+18%
48(49)庄内347,033+28%
49(46)三沢330,278+7%
50(50)富山329,183+31%
51(53)松本256,740+12%
52(51)対馬251,845+8%
53(52)南紀白浜229,703-1%
54(58)福島220,916+21%
55(54)久米島220,176+8%
56(55)八丈島206,080+3%
57(57)徳之島204,078+10%
58(56)屋久島197,804+6%
59(62)中標津197,372+32%
60(61)大館能代177,025+18%
61(60)福江174,819+13%
62(59)稚内171,241+8%
63(64)石見133,564+22%
64(63)能登114,231+3%
65(67)与那国114,117+23%
66(65)沖永良部113,187+11%
67(68)種子島110,023+22%
68(66)調布105,983+9%
69(69)与論88,106+16%
70(70)喜界83,613+14%
71(71)隠岐70,580+15%
72(72)紋別66,428+29%
73(73)利尻54,986+16%
74(74)南大東49,212+12%
75(76)多良間44,485+15%
76(75)天草44,437+15%
77(79)但馬38,732+31%
78(77)壱岐34,828+4%
79(78)新島34,173+9%
80(80)三宅島31,062+11%
81(81)北大東27,688+10%
82(83)神津島26,483+12%
83(82)大島25,006+5%
84(84)奥尻15,690+23%
85(85)粟国1,245+18%
86(87)伊江島504+1475%
87(-)波照間191
88(86)慶良間122-48%
89(88)岡南19+375%
90(89)大分県央2+100%

※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」
※23年度旅客数データは2024/5時点の速報値
※旅客数ゼロ・休止中の空港を除く
※年度比増減率は小数点以下四捨五入

【国際線】旅客数ランキング

2023年度の国際線に限った旅客数ランキングは以下の通りである。

前年度(2022年度)は国際線の運航実績がゼロであった地方空港が多かったが、2023年度は多くの空港で国際線の運航が再開されている。そのため、地方空港でも国際線の旅客数が大幅に増加した。

上位10空港の顔ぶれは、国内線同様に前年度と変わっていないが、中部空港や仙台空港は前年度より順位を上げ、それぞれ第5位と第8位にランクインしている。

また、関西空港は成田空港・羽田空港に比べて国際線の回復に時間を要していたが、2023年度は前年度(2022年度)に比べて3倍弱と大きく旅客数を伸ばした。国際線需要が堅調に推移する中、ベストなタイミングで神戸空港は国際化を迎える事になる。

順位
(22年度順位)
空港名旅客数22年度比
1(1)成田国際26,002,234+122%
2(2)東京国際
(羽田)
19,099,508+180%
3(3)関西国際18,975,467+273%
4(4)福岡7,065,600+213%
5(6)中部国際3,215,600+293%
6(5)新千歳2,902,428+212%
7(7)那覇2,028,792+397%
8(10)仙台373,787+2387%
9(8)高松261,340+600%
10(9)熊本233,310+1135%
11(12)広島168,777+1427%
12(-)小松145,084
13(23)岡山139,115+19917%
14(15)松山136,557+3592%
15(17)北九州111,473+5131%
16(16)静岡107,011+4206%
17(-)函館98,332
18(-)佐賀89,026
19(11)鹿児島74,962+563%
20(28)大分57,144+571340%
21(13)新潟52,994+712%
22(20)百里48,288+4125%
23(-)富山41,341
24(26)美保39,021+40547%
25(19)旭川32,852+2093%
26(-)花巻31,245
27(-)高知31,201
28(14)宮崎27,836+329%
29(18)青森13,662+618%
30(-)山形12,763
31(21)福島11,301+905%
32(-)秋田11,208
33(22)徳島8,368+984%
34(-)山口宇部4,443
35(25)長崎3,839+2947%
36(-)釧路1,176
37(-)庄内1,068
38(-)能登890
39(-)鳥取855
40(-)出雲620
41(24)石垣502+12%
42(27)名古屋127+310%
43(29)神戸17+89%

※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」
※23年度旅客数データは2024/5時点の速報値
※旅客数ゼロ・休止中の空港を除く
※年度比増減率は小数点以下四捨五入

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