
神戸市と関西エアポートは、2024年6月の神戸空港の利用実績を公表。同月単月の旅客数は前年同月比7%増の約28万9千人であったことが分かった。また、2024年上期(1〜6月)の旅客数も過去最多を記録、2019年上期との比較では関西3空港で唯一旅客数が増加(約9%増)したことも分かった。
全路線の平均搭乗率は約78%、路線別で搭乗率が最も高かったのは下地島線で約87%であった。また、新千歳線・羽田線でも搭乗率は8割を超え、FDAが運航する地方路線以外で7割を超える搭乗率となった。羽田線では、SKYの深夜便運航により提供座席は昨年比で増加しているが、搭乗率も約5ポイント増加するなど需要の伸びが顕著である。
航空会社別搭乗率は、スカイマークが約81%と最も高く、エアドゥ(約77%)・全日空(約73%)・ソラシドエア(約68%)・フジドリームエアラインズ(約53%)と続いた。昨月に引き続き、FDAの平均搭乗率は昨年実績(昨年の平均搭乗率は約61%)を約8ポイント下回っており、厳しい状況が続いている。
搭乗者数 | 289,329人 |
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前年同月比 | 107% |
提供座席数 | 372,141席 |
平均搭乗率 | 78% |
発着回数 | 2,556回(前年比-7%) |
航空会社別搭乗率 | |
ANA | 73% |
SKY | 81% |
SNJ | 68% |
ADO | 77% |
FDA | 53% |
路線別搭乗率 | |
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新千歳 | 84% |
青森 | 52% |
花巻 | 44% |
仙台 | 71% |
茨城 | 71% |
羽田 | 84% |
松本 | 59% |
高知 | – |
長崎 | 73% |
鹿児島 | 76% |
那覇 | 76% |
下地島 | 87% |
※搭乗率・前年同月比は小数点以下四捨五入
※SNJ・ADOの搭乗率実績はANAによるコードシェア分、FDAの搭乗率実績はJALによるコードシェア分を含む
※発着回数は関西エアポート発表資料、それ以外のデータは神戸市港湾局空港調整課発表資料より