
親子丼やうどんなどをメイン商品とするファーストフードチェーン「なか卯」が神戸空港に進出することが分かった。オープンは10月29日の午前9時(オープン日以降の営業時間は午前6時30分〜21時)で、第1ターミナル3階にあった讃岐うどん店(下記フロアマップ12番)の後継テナントとして進出する。神戸空港に全国チェーンのファーストフード店が進出するのはこれが初めて。
神戸空港第1ターミナルの3階は、昨年度まで店舗区画の空きが放置され、旅客数の規模の割に飲食店が不足した状況が続いてきた。だが、今年4月の国際化を機に関西エアポート神戸は複数の飲食店が集まるフードコートを整備。空港内での食事環境は改善の兆しがみられていた。今回は神戸空港初となる全国チェーンのファーストフード店の進出であり、利用者の利便性・快適性の向上が期待される。

(出典:神戸空港公式サイト)
4月からの国際化により、神戸空港では近頃利用者が急増しているが、国際線が発着する第2ターミナルは飲食店が整備されないまま開業。現在、神戸市は第2ターミナルに進出する飲食・商業施設・ラウンジ事業者を募集し、飲食環境等の改善に取り組んでいるが、現状は第1ターミナル内の飲食店舗を利用せざるを得ない状況が続いている。
国際化を巡っては、空港の「神戸らしさ」ばかりが追求されがちであるが、街中にある飲食チェーンが空港内に存在することは、インバウンドだけでなく日本人にとっても安心感や満足度の向上に繋がる。今後の飲食店の整備にあたっては、マクドナルドやスターバックスなど世界的なファーストフード・カフェチェーン等の誘致も視野に入れていくべきだろう。
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