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令和2年度・2020年度 国内空港旅客数ランキング!

新型コロナウイルスが猛威を振るった令和2年度。その影響は航空業界に深刻な影響を与え、日本全国の空港の旅客数も大きく落ち込んだ。

ここでは、令和3年4月に航空局から発表された速報値をもとに、令和2年度の日本全国の空港旅客数をランキングにまとめた。

令和2年度・2020年度 国内空港旅客数ランキング(国内線+国際線)

令和2年度(2020年度)、日本全国の空港旅客数ランキング第1位は羽田空港(約1,971万人)となった。以下、第2位は那覇空港(約659万人)、第3位は福岡空港(約650万人)、第4位は新千歳空港(約644万人)、第5位は伊丹空港(約581万人)と続いている。

令和2年度は国際線の運航便数が大きく減少したため、国際線の比重が大きかった国際空港や地方空港の落ち込みが目立った。そのため、昨年度から旅客数の順位も大きく変動している。

令和2年度・2020年度 国内空港旅客数ランキング(国内線+国際線)
順位昨年度
順位
空港名旅客数昨年度旅客数昨年度との比較グラフ
(緑:令和元年度、青:令和2年度)
11羽田19,713,732 81,707,536  
26那覇6,588,702 20,613,659 
34福岡6,502,268 23,035,578 
45新千歳6,436,345 22,814,950 
57大阪国際5,811,978 15,765,029 
62成田3,050,432 39,541,269 
73関西国際2,225,584 28,663,014 
88中部国際2,013,297 12,590,387 
99鹿児島1,833,970 5,769,120 
1010仙台1,217,751 3,718,180 
1111神戸1,212,952 3,292,298 
1217石垣1,160,480 2,572,121 
1313宮崎922,850 3,236,450 
1414長崎888,634 3,159,036 
1512熊本848,976 3,273,381 
1621宮古802,650 1,757,952 
1716松山769,307 2,987,114 
1815広島737,312 2,999,981 
1922函館586,440 1,679,366 
2019大分557,651 1,834,984 
2124高知485,375 1,582,531 
2234奄美447,265 884,550 
2318高松419,812 2,020,738 
2420小松386,998 1,793,624 
2535釧路339,569 821,737 
2633名古屋339,375 903,830 
2727青森333,425 1,192,364 
2823北九州326,745 1,601,187 
2931出雲311,202 1,015,941 
3036女満別296,952 810,545 
3129新潟295,021 1,137,691 
3230旭川289,418 1,079,076 
3326秋田278,549 1,315,683 
3425岡山265,771 1,499,694 
3528徳島259,876 1,138,957 
3632山口宇部250,252 964,963 
3737百里208,570 776,002 
3840帯広198,526 661,767 
3949丘珠162,350 267,462 
4052対馬155,244 254,456 
4143花巻143,284 491,180 
4241美保137,591 638,709 
4351久米島134,180 257,386 
4438静岡120,307 752,554 
4564下地島115,424 126,159 
4639佐賀113,407 730,976 
4755徳之島109,855 202,021 
4853八丈島97,157 206,928 
4962屋久島94,183 148,814 
5046鳥取92,362 396,409 
5157南紀白浜85,155 177,135 
5247山形84,743 355,242 
5345庄内83,971 429,869 
5448三沢81,995 303,641 
5544岩国77,006 483,788 
5660松本75,990 157,036 
5759福江74,307 164,473 
5850福島69,391 263,289 
5942富山67,136 545,233 
6065沖永良部65,500 115,746 
6166与那国62,140 101,562 
6254中標津60,151 205,127 
6356稚内58,776 196,642 
6467調布54,647 94,781 
6569喜界47,884 86,928 
6668種子島42,879 86,962 
6770与論38,354 75,484 
6873南大東37,962 48,766 
6958能登28,421 167,108 
7072隠岐26,557 63,865 
7161大館能代25,541 153,743 
7263石見25,378 144,814 
7374多良間25,148 46,330 
7471紋別23,754 72,028 
7575利尻23,530 44,377 
7678壱岐22,595 33,469 
7782北大東22,233 23,216 
7879新島18,660 31,777 
7980三宅島17,068 28,699 
8077天草16,613 39,939 
8176但馬15,648 40,559 
8281大島14,205 24,132 
8383神津島13,513 21,901 
8484奥尻7,677 11,570 
85伊江島720 
8685粟国670 848 
8786慶良間128 208 
8887岡南
8988小値賀
※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」、航空局「暦年・年度別空港管理状況調書」
※令和2年度データは各航空局発表の速報値
※旅客数ゼロの空港を除く

【参考】昨年度からの順位変動(昨年度上位30空港)

昨年度からの順位変動(上位30空港)
旅客数不動の第1位は羽田空港

昨年度旅客数上位30空港の順位変動をグラフにまとめた。

主要空港では、成田・関西国際など国際線が大きな比率を占めていた空港が順位を落とす一方で、観光地需要が大きい新千歳・那覇や、国際線比率が小さい福岡・大阪国際などは順位を上げている。

地方空港では、旅客数上位に位置する鹿児島・仙台・神戸は順位に変動は見られなかったものの、その他の地方空港においては国際線が大きな比率を占めていた空港を中心に順位を大きく落としている。

従来からインバウンド旅客に依存した空港経営について危険性を指摘する声はあったが、新型コロナウイルスの蔓延によってその指摘が現実のものとなった。

【参考】昨年度との旅客数比較(主要8空港)

羽田・成田・関西国際・大阪国際・中部国際・新千歳・福岡・那覇の主要8空港をまとめて、令和元年度と令和2年度の旅客数をグラフで比較すると以下のようになった。(数字は令和2年度の旅客数、前年度比8割以上減は赤字で記載)

昨年度との旅客数比較(主要8空港)

【参考】昨年度との旅客数比較(国際線旅客数が多い地方空港)

昨年度(令和元年度)の国際線旅客数が10万人以上の地方空港をまとめて、令和元年度と令和2年度の旅客数をグラフで比較すると以下のようになった。(数字は令和2年度の旅客数、前年度比8割以上減は赤字で記載)

昨年度との旅客数比較(国際線旅客数が多い地方空港)

旅客数ランキング(国内線)

令和2年度・2020年度
旅客数ランキング(国内線)
順位空港名旅客数
1羽田19,299,884 
2那覇6,588,217 
3福岡6,485,437 
4新千歳6,436,335 
5大阪国際5,811,978 
6関西国際2,051,220 
7中部国際1,995,997 
8成田1,984,001 
9鹿児島1,833,583 
10仙台1,217,751 
11神戸1,212,952 
12石垣1,160,480 
13宮崎922,850 
14長崎888,631 
15熊本848,976 
16宮古802,650 
17松山769,307 
18広島737,312 
19函館586,440 
20大分557,651 
21高知485,375 
22奄美447,265 
23高松419,735 
24小松386,998 
25釧路339,569 
26名古屋339,332 
27青森333,425 
28北九州326,745 
29出雲311,202 
30女満別296,952 
31新潟295,021 
32旭川289,418 
33秋田278,549 
34岡山265,771 
35徳島259,876 
36山口宇部250,252 
37百里208,570 
38帯広198,526 
39丘珠162,350 
40対馬155,244 
41花巻143,284 
42美保137,591 
43久米島134,180 
44下地島126,156 
45静岡120,307 
46佐賀113,407 
47徳之島109,855 
48八丈島97,157 
49屋久島94,183 
50鳥取92,362 
51南紀白浜85,155 
52山形84,743 
53庄内83,971 
54三沢81,995 
55岩国77,006 
56松本75,990 
57福江74,307 
58福島69,391 
59富山67,136 
60沖永良部65,500 
61与那国62,140 
62中標津60,151 
63稚内58,776 
64調布54,647 
65喜界47,884 
66種子島42,879 
67与論38,354 
68南大東37,962 
69能登28,421 
70隠岐26,557 
71大館能代25,541 
72石見25,378 
73多良間25,148 
74紋別23,754 
75利尻23,530 
76壱岐22,595 
77北大東22,233 
78新島18,660 
79三宅島17,068 
80天草16,613 
81但馬15,648 
82大島14,205 
83神津島13,513 
84奥尻7,677 
85伊江島720 
86粟国670 
87慶良間128 
88岡南
89小値賀
※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」
※各航空局発表の速報値
※旅客数ゼロの空港を除く

旅客数ランキング(国際線)

関西空港でも国際線の受け入れが徐々に拡大している

速報値ではあるものの、令和2年度に国際線旅客を取り扱った空港はわずか11空港に留まり、検疫上の観点から国際線取り扱い空港を絞っていることがデータ上からも読み取れる結果となっている。

また、主要空港でも成田・羽田が圧倒的な国際線旅客数を占めており、コロナ禍において日本の玄関口として事実上機能しているのは首都圏空港だけであるという事も鮮明となった。

令和2年度・2020年度
旅客数ランキング(国際線)
順位空港名旅客数
1成田1,066,431 
2羽田413,848 
3関西国際174,364 
4中部国際17,300 
5福岡16,831 
6那覇485 
7鹿児島387 
8高松77 
9名古屋43 
10新千歳10 
11長崎
※出典:東京航空局・大阪航空局「管内空港の利用概況集計表」
※各航空局発表の速報値
※旅客数ゼロの空港を除く
中部空港ではエアアジアジャパンの経営破綻などが暗い影を落としている
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