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飛行経路見直し案の公表なるか!?第13回3空港懇が開催へ

現在の関西3空港の飛行経路

関西経済連合会は22日、第13回関西3空港懇談会を今月25日に開催すると発表した。同懇談会は概ね年1回のペースで開催するとされており、昨年9月に開催された第12回の懇談会では神戸空港の具体的な国際化の方針が合意されている。

今回開催される懇談会の開催概要は以下の通り。

第13回関西3空港懇談会 開催概要

1 日時 令和5年6月25日(日) 13時30分から15時
(終了後、15時30分から16時まで関西エアポート山谷社長と関経連松本会長による記者会見が開かれる予定)

2 場所 中之島センタービル 2階「松の間」(大阪市北区中之島6-2-27 中之島センタービル)

3 参加機関(予定) 国土交通省航空局、国土交通省大阪航空局、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、大阪市、神戸市、堺市、大阪商工会議所、神戸商工会議所、関西エアポート株式会社、新関西国際空港株式会社、公益社団法人関西経済連合会

今回の懇談会では、関西3空港の現状(関西空港のリニューアル工事の進捗、神戸空港の国際化に向けた準備状況等)の報告に加え、現在検討が進められている関西エリアにおける飛行経路の見直し案(中間報告)について航空局から報告があるものとみられる。

関西3空港の将来像を巡っては、前回の3空港懇談会において「関西空港の発着容量引き上げ」「神戸空港の国際化・発着枠の拡大」が合意されている。そのため、これらの実現に向けて飛行経路を見直すよう同懇談会側から航空局に対して要望が出されていた。

要望を受けた航空局は「関西空域における飛行経路技術検討委員会」を設置。昨年11月から複数回の会議を重ねており、今月13日には第4回目となる会合が開かれている。この第4回の会合において、中間報告が取りまとめられていることから、今回の3空港懇談会ではこの内容について報告される可能性が高い。

関西3空港の飛行経路を解説!でも紹介しているが、現状の飛行経路は多くの制約をもとに設計されているため、関西空港も神戸空港も発着便数を大きく増やすことが出来ない。今後、関西空港の年間発着容量の引き上げと神戸空港の国際線を含む発着枠の拡大を実現するためには、抜本的な飛行経路の見直しが必要であり、航空局が示す内容が注目される。

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